日本のいきものビジュアルガイドは、シリーズになっていて、はっけん!イモリの他に、ニホンアマガエル、オタマジャクシ、オオサンショウウオ、ニホンイシガメ、ニホンヤモリがあり、各¥1800−(税別)でイモリだけ¥1900−(税別)。
160ページもあり、この手の本にしては厚みがある印象です。
しかし、半分くらいは、
写真バーンという大胆なページです。
本書を読んだ感想は、図鑑と飼育書の中間的な本といった感じですね。
内容は、アカハライモリの自然での暮らしぶり、イモリの体の作り、雌雄の見分け方、日本と世界のイモリ図鑑、アカハライモリの生息環境、Q&A、イモリに関する文化や歴史、イモリを展示している施設、など盛り沢山です。
中でも研究者インタビューは大変興味深く、面白かったです。
研究でイモリを触りすぎてイモリアレルギーを発症したり、イモリの指の骨からそのイモリの年齢を読み取ったり、知らなかったことが多く大変勉強になりました。
アカハライモリの繁殖についても、地域により求愛行動が少し違っていて、違う地域のオス・メスを一緒にしても、うまく交配できない組み合わせがあるとか。
これは昔、見聞きしたことがあり、実際にうちでもなかなか上手くいきませんでした。長崎県産のメス(友達が現地で捕獲)とペットショップで購入したオス(お腹の模様からすると黒が多いので東北地方の個体?)を一緒の水槽で飼育していました。 オスが求愛行動をとるのですが、何年も繁殖に成功しませんでした。
個体数が少なすぎるので、なんの証明にもなりませんが、こういうことなのかな?と少し実感することができました。
3年後にやっと卵(有精卵)を発見し、今に至ります。
人間と一緒で言葉が通じなくても、時間が経ち、相性が良ければ通じるのかもしれませんね。
子供向けかと思いきや、大変勉強になりました。
他のシリーズも読んでみたいですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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ちまめ Fire belly babies (@ChimameS) / Twitter
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