オキナワシリケンイモリの皮膚の変化
飼育し始めてちょうど1年経ちました。プレゼント企画である方に頂いた’19CBのオキナワシリケンイモリ2匹。運良くオス・メスに分かれました。
そのオキナワシリケンイモリは苔テラリウムで飼育していたのです。
昨年10月頃より、オスの方がよく水に入っているところを見るようになりました。
それに伴い、皮膚にも変化が。
右側がメスで左側がオスです。皮膚の違い、お分かりでしょうか?一匹ずつ見てみます。
メス
オス
メスは皮膚がザラザラした感じ、オスはしっとりした感じ。別の言い方ですと、ヌメヌメした感じでしょうか。
『濡らしているだけでしょ?』と、お思いかもしれませんが、こちらをご覧下さい。
メス
オス
いかがでしょうか?メスの方の首元に水滴が付いているのがお分かりでしょうか?
そうなんです。メスの方の皮膚は水を弾いているんです。
一方、オスは霧吹きなどをすると、すぐに水が染み込んで肌がしっとりとします。以前はオスも水を弾き、水場にはあまり入らず、霧吹きをすると嫌そうにジッと身を伏せていました。
このオスの変化は、普段は陸生の両生類によく見られます。繁殖期になると水場に集まるため、皮膚が水生に適したものに変化するんです。中には分かりやすくトサカが出てくる種類もいます。
うちのオキナワシリケンイモリの場合、繁殖期の一時的なものなのか、水生移行によるものなのか分かりませんが、もう少し水場を広くしたケージを作り移動させたいと思います。
皮膚の感じの違いを見分けられればショップやネットオークションで、迎え入れた子でも、この子は水生、陸生どちらに適しているのか、どちらに住みたいのか、飼育の方向性の目安になると思います。
苔テラリウムで飼育されているシリケンイモリの繁殖にも役に立つのではないでしょうか?
次回は前回、書ききれなかった事を、続編として書く予定です。前回のように、長い物にはならないと思います。
次回予告
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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ちまめ Fire belly babies (@ChimameS) | Twitter
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